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内科医の転科について
ここでは、内科医が転科を考える理由、内科から転科しやすい科目についてご紹介しています。
内科は、独立開業する医師がもっとも多い診療科。もし将来、自身のクリニックを開業したいとお考えであれば、専門の内科にあわせてサブスペシャリティを形成しておくことがおすすめです。内科から転科し、別の診療科のスキルも身につけてみてはいかがでしょうか。
内科医からの転科を考える理由
内科医が転科を考える主な3つの理由を見てみましょう。
現在の仕事に満足できない
内科医が転科を考える主な理由の一つが、現在の仕事に対して十分に満足できていないことです。
内科はさまざまな科と関連している診療科なので、必然的に他科の医師と協力しながら患者を診ることがあります。専門の異なる医師と連携して働いている中で、別の診療科にも関心がわき、新しい知識・スキルを身につけたいと考える向上心の強い内科医もいるようです。
また、将来に向けた自分のキャリアプランをイメージし、内科以外にも幅広い医療経験を積んでおきたいとの理由から、転科を考える内科医もいます。
いずれの場合でも、現在の立ち位置のままでは満足できないという思いが背景にあります。
将来的に開業を考えているため
将来的な開業に向け、患者の幅広いニーズに応えるためのサブスペシャリティを習得する目的で転科を考える内科医もいます。
総合病院などに在籍している間は、基本的に内科の診療に適した患者のみを診療する形ですが、開業後はどのような悩みを持つ患者が来院するか分かりません。本来であれば別の診療科のほうがふさわしい患者が来院しても、開業医として一定範囲の診療に対応できなければ、地域の信頼を失っていくことでしょう。
「開業後の診療のカバー範囲を広げる」という戦略的なキャリアプラン形成を目的とした転科となります。
コロナ禍において自身のキャリアを見直した
COVID-19の感染拡大により、数年間にわたり内科医のもとへ日夜患者が訪れる状況となりました。多くの内科医が、感染拡大前とは大きく異なる診療環境を経験したことでしょう。
COVID-19の診療を経て、内科医は社会が大きく変わっていく状況を実感しました。この大きな変化の中で、今後の自身のキャリアについて見つめ直した内科医もいることでしょう。その結果、転科という答えを導き出した内科医もいたのではないでしょうか。
また、内科医は感染症に感染しやすい立場でもあるので、COVID-19の感染拡大をきっかけに、長く医師として働いていく上で内科は適さないと考えた医師もいたようです。
内科医から転科しやすい科目
内科医が転科しやすい科目は、基本的に内科系の科目です。仮に内科から外科に転科しようと考えても、不可能ではないにしても苦労すると言わざるを得ません。
外科系の医師は手術を通じて全身管理の経験も豊富なので、外科から内科への転科は比較的スムーズです。一方で内科系の医師は、そもそも手術室に入ることがないので、内科系から外科系への転科は難しいでしょう。
以上を踏まえ、内科医の転科先として次の3つをおすすめします。
美容内科
内科医の転科先として、まずは美容内科をおすすめします。
美容内科とは、主に注射や点滴、ホルモン補充、サプリメント処方などを通じ、体の内部から美容・健康の両面の向上を目指す診療分野です。病気の治癒・改善ではなく、美容・健康の向上を治療目的とする点で一般内科医と異なりますが、それぞれの処置が体にどのような変化をもたらすかを熟知している内科医にとって、美容内科はこれまでの専門性を十分に活かせる診療科となるでしょう。
急患が入ることもないので、基本的に定時で診療を終えることが可能。自由診療が中心となることから、一般内科医よりも高収入を狙えます。
ただし美容内科は非常に人気が高いため、転科に際し医師同士の競争が激しくなることは理解しておかなければなりません。転科したくても受け入れ先がない、という状況も想定されます。
在宅医
高齢化が進む中、在宅医への需要はますます高まっています。
在宅医とは、病院や診療所に行きたくても健康上の理由等により行けない患者を対象に、定期的に患者の自宅を訪問して診療を行う医師を言います。
訪問時に外科的な処置を必要とする例はほとんどなく、むしろ診療内容の大半は内科に関連しているため、内科医としての経験を十分に活かせる転科となるでしょう。
オンコールがあるため決して楽な仕事ではありませんが、診療報酬が高く設定されていることから高収入も期待できる仕事として人気です。
精神科
内科からの転科先として精神科もおすすめです。
内科医は、その診療の性質上、患者とのコミュニケーションをとる機会が多くありますが、そのコミュニケーション能力自体が精神科医としての重要な土台。また、精神科で多く行われている薬物療法に関しても、内科医は一通りの知識を持っているため、比較的スムーズに診療を始めることができるでしょう。
また、精神科には急患がほとんどないことから、大半の精神科医は1週間あたりの労働時間が48時間以内。ワークライフバランスをとりやすい代表的な診療科の一つとされています。
発達障害や認知症などが注目されている昨今、将来の独立開業を考えている内科医にとっても、精神科は有効なサブスペシャリティにもなるでしょう。
転職・転科によるセカンドキャリア形成の相談はエージェントへ
内科医が転科を考える理由、内科医におすすめの転科先などについてご紹介しました。
転科をお考えの内科医の中には、すでに医師同士の横のつながりで、転科・転職の候補となる別の病院・クリニックの情報を得ている方もいるでしょう。
それらの情報は転科・転職において大変有効なものですが、より深く各医療機関の内情を知りたい内科医の方は、普段から各医療機関と直接取引している「医師向けの転職エージェント」の活用をおすすめします。
当サイトでは、近年社会的ニーズが高まり続けている精神科にフォーカスし、他科から精神科への転職支援を専門とするエージェントをご紹介しています。関心のある先生は、ぜひ当サイトの情報を有効にご活用ください。
優秀な転職エージェントと出会い、最大限に活用するためには、各社の得意な傾向を見極め、転職活動における各段階で、適切に相談する必要があります。
独自の知識が必要とされる精神科医の転職では、まず専門性の高い転職エージェントへ相談し、自分の目的や経歴を明確化。その条件に合った病院の求人を紹介してもらうのが得策です。
それと並行して、医療従事者からの支持を集める、言い換えれば利便性が高いエージェントを活用。それでも決まらないようならば、最終手段として、求人数の多いその他大手転職エージェントへ登録をするという手順を推奨します。
まず、専門性の高いエージェントに相談する
「精神科医の転職相談室」
転職エージェント ※1

(https://doctor-seishinka.com/)
精神科医の転職を専門的に扱うため、精神科医が求める転職の条件、病院側が求める医師像の両方を熟知した上での求人紹介が可能。魅力的な職務経歴の記載方法、面接対策などのレクチャーも受けられる。
次に、利便性の高いエージェントに相談する
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8年連続1位 ※3

(https://career.m3.com/)
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(https://www.medical-principle.co.jp/)
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※1:2021年1月時点、編集部調べ
※2:2021年3月ゼネラルリサーチによって行われた、全国の20代~60代の医師に約1,000名を対象としたアンケート結果(https://doctor-seishinka.com/)
※3:2020年2月時点の情報、「M3.com CAREER」公式HPより抜粋(https://agent.m3.com/lp/parttime/adv_reason2/entry)
※4:2021年1月時点の情報、「M3.com CAREER」公式HPより抜粋(https://career.m3.com/admin/service)
※5:2020年11月16日時点の独自調査での情報、当サイト掲載のエージェントおよび求人サイトで精神科医の求人方法を最も多く掲載